福島視察・二日目 田村市 未来を憂う

7月4日には生活者ネットワーク代理人8人で、福島県田村市のたむら市民放射能測定所を視察しました。

震災後から今まで、福島第一原発から38キロ離れた田村市でもさまざまな「異変」があったそうです。
2011年は、ツバメのひなが巣から飛び立つことができず巣から落ちることが相次ぎました。エサにセシウムが降りかかっていることと関係があるのではないかと考えているそうです。
鳥に影響が出ているということは、今は目に見えていることはそう多くはないけれど、人間にも影響があるのではないかと危惧されていました。
昆虫も見ることがなかったそうです。
秋になってもケヤキの葉は紅葉せず灰色になり、タケノコは生えてきませんでした。
聞いていて、レイチェルカーソンの「沈黙の春」が浮かんできました。

震災直後は岩手、宮城で亡くなる方が多かったのですが、昨年、今年は福島の方が亡くなる方が多く、若い人や元気なお年寄りの突然死が多いと感じているそうです。科学的な関連付けはまだされていなくても、放射能汚染は確実に人の体に影響を与えているように思えて私も恐怖を感じました。
また、休みに福島に帰省した親戚に地元のコメや野菜をお土産にと渡す方も多いのですが、その時期の高速道路のサービスエリアではコメや野菜が大量に捨てられていたそうです。気持ちはありがたくても、子どもたちに放射性物質が入っている可能性のある食べ物は心配だと思いやむにやまれず捨てられたようです。

放射能汚染は故郷の人と人とのつながりまで分断してしまうものだと感じました。

地元紙の福島民報には各所の空間線量が毎日記載されています。船引駅前には線量計が設置されていました。東京では放射能汚染はもう過去のことのような雰囲気がありますが、決して忘れてはいけないことです。
福島県民は「科学的根拠がない施策・経済活動を優先させてうそをつく・国、県から棄てられた!!」と感じているそうです。

参院選が終わり、自民党が圧勝しました。原発再稼働への動きを止める手立てを考えて行動していかなければ、未来は危ういと考えます。
福島のような「終わらない悪夢」を二度と作ることの無いようにしなければなりません。

10万ベクレル/kgの土です。