不登校の気持ち〜生きづらさを抱えた子どもたち〜

「フリースペースたまりば」理事長 西野博之さんの講演会に参加しました。
7月14日、西国分寺いずみホールで行われました。
会場はそう広くはありませんでしたが、ほぼ満員でした。

「フリースペースたまりば」は学校や地域に居場所が見いだせない子どもや若者が集まる場所として
平成3年にスタートしたそうです。 以来22年間、場所や形は少しずつ変わりながらもたくさんの子どもたちの居場所となってきました。

西野さんは、やさしい語り口で、これまでにかかわった不登校の子どものこと、そこにかかわる大人のこと、
今までの関わりでよかったことや失敗と思っていること、学校に行けない(行かない)子どもたちへの思い、などを
話してくださいました。写真もたくさん見せていただきました。

心に残ったことを何点か紹介します。

○たまりばのスタート以来の決まりごとはひとつ。昼ご飯を作ること。作りたい人みんなで作る。食べたい人は250円払って食べる。

○小学校一年生の学校に行けなくなった子が「僕、大人になれない」と言った。今は、たった6年しか生きていない子どもが、学校という道を外れると生きていけないと感じてしまう社会。

○小・中・高の不登校は、17万4千人。神奈川県の公立中では29人に1人が不登校。「不登校はうちの子だけ」ではない。

○「学校に戻れば」解決ではない。毎年9月に発表される問題行動調査で小学校の暴力行為は過去最多。学校における暴力約6万件の58%が生徒間の暴力。学校で生徒同士が体と心を傷つけあっている。学校は決して安心な場所ではない。

○たまりばの理念は自己肯定感を育む居場所づくり。「生きている」ただそれだけで祝福される、そんな場所を作っていきたい。「何もしない」を保証したい。学習、かかわりづくりなど、大人がよかれと考えてすることが子どもを苦しめていることも多い。

○「人が信じられる」を手に入れることが大事。(それを保証するのが大人の役目)

ほかにもたくさんの心に響く言葉がありました。

何よりも、大人が不登校を恥じたりせず、ありのまま認め、子どもはゆるぎない安心できる居場所で過ごすことで、時が来れば動き出す力を得ると思いました。
周りは、その心に寄り添うだけでいいのだと。

私の立場でできることを今後考え実行していきます。